被保険者とその家族(被扶養者)が受診した際、医療費の内容がわかる領収証と明細書が発行されます。
領収書には、「初・再診料」、「検査料」「投薬料」等大まかな医療費の内訳が記載されています。さらに詳細な明細書(診療明細書)には検査の名称や回数、薬剤名等細かい内容が確認でき、医療機関や薬局は原則として、無料で発行することが義務化されました。
領収書や明細書は、点数で表示されています。これは保険診療としての検査や投薬は健康保険法でそれぞれの点数が決められていて、1点=10円で計算されます。
例えば、検査=500点の場合、5,000円の検査費用となり自己負担額は負担割合が3割の人なら5,000円×3割=1,500円の負担となります。
(10円未満の端数がある場合には、医療機関の窓口では10円未満を四捨五入した金額となります。)
なお、確定申告で医療費控除する際には領収証が必要となりますので、大切に保管しておきましょう。
健康保険組合では、かかった医療費の明細がわかるように、診療を受けた4ヵ月後(医療機関の請求の遅れ等により4カ月以上かかる場合もあります。)に健康保険組合のホームページ上のウェルスポートナビの「医療費情報」でお知らせしていますので領収証・診療明細書と照合してください。